自然医学の6つの原則

身体には自然治癒力がある

身体には本来、健康を維持したり、病気を治したりする力が備わっています。治療家の役目は、この力を、自然な食事や害の無い治療法でうまく引き出したり、治癒を阻害しているものを取り除いてやることにあります。

原因を治療せよ

自然医学の治療家は、症状を抑さえるよりも、その裏にある病気の原因を見つけようとします。症状自体は病気というよりは、身体が病気を治そうという時の反応であることが多く、症状だけを抑さえようという治療法は、必ずしも正しいものではありません。例えば、風邪の時の発熱は、ウイルスを殺すために必要な生体反応ですので、あわてて解熱剤を用いることは、結局は治癒を遅らせることになります。病気の原因は、肉体的、精神的 、感情的 、霊的なレベルで健康状態に影響を与えます。そのため、通常の医学に対する知識だけでなく、人間についての理解を深め続けなくてはなりません。

まず害を与えないこと

症状は、身体が病気を治すときの反応であるので、原因を治療せずに症状だけを抑さえるような治療法は危険な場合が多く勧められません。自然医学の治療家は、まず安全で有効な治療法は何か、ということを考えなければなりません。これは古代ギリシャの医聖ヒポクラティスの教えでもあります。

まるごとの人間を治療せよ

一人一人の人間は、肉体、精神、感情、魂の統合体でり、人間は遺伝的、自然的、家庭的、社会的、歴史的存在でもあります。これらの様々な要素が、複雑に関係しあいながら、健康と病の間を揺れ動いてます。治療者はできるだけ多くの視点でものを見て、それらを統合する訓練が必要です。

治療家は教師となれ

治療家は正しい診断と治療を行なうだけでなく、患者と健康的で、生き生きとした関係を築く必要があります。患者と治療家との協力関係があってこそ、本来の治療効果が出てきます。治療家の本来の役目は、患者自らが気づき、健康な習慣へと自己改革できるように、教え導くことにあります。分子矯正医学の医師、R.カニンは以下の3つの治療基準を設けています。

  • 患者に病気を説明する。
  • 病気にどう対処すべきかの指示を与える。
  • 患者に自分でも責任をもって自己管理に努めるように促す。

以上の考え方は、自然医学の治療家の義務でもあります。

予防は最良の治療法である

ヘルスケアの最終目標は、予防です。治療家は健康な生活習慣保つような教育を通して、疾患の予防を行なわなければなりません。よく、「攻撃は最大の防御である」と言われますが、「健康促進は、疾患治療に勝る」と言うのも事実です。

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