月経前症候群 自然療法・ホメオパシー アドバイス

質問

高校生の娘が、2年程前から生理前になると やる気がなくなったりイライラしたり、一番気になるのが いろんなことに対して不安になり、うつの様な症状になることです。テスト前と重なった時には 勉強も手に付かず それがまた彼女を不安にしたり、落ち込ませたりしています。生理前症候群だと思うのですが、このまま毎月繰り返しているとそのうち本当にうつ病になるのではないかと心配しています。 婦人科で治療する前に 何か他に方法はないかと調べていたところ ホメオパシーを知りました。 このような症状の場合 どのようなレメディーを服用すればいいのでしょうか?

宮崎県40代女性

回答

まず最初に言えるのは、あなたの娘さんだけにこういった症状があるわけではありません。月経前症候群(PMS)は30~40%の女性にみられ、そのうち10%が特に重い症状と言われています。長年医学界では月経前症候群というものは存在しないといわれてきました(医者には男性が多いからでしょうか)。現在、月経前症候群が認められているのは、症状に悩む女性の多さ(=マーケットの大きさ)に気が付いた製薬会社のおかげかもしれません。

※以下はご相談のとおり月経前症候群についての諸アドバイスをしますが、「甲状腺機能低下症」も考えられることをお知らせしておきます。

ホメオパシーの観点からのアドバイス

お知らせいただいた情報では限りがありますが、以下のレメディのピクチャをより詳しく確認することを勧めます。

  1. Bovista ボビスタ
  2. Calc Carb カルク・カーブ
  3. Chamomilla カモミラ
  4. Nux Vomica ナックス・ボム
  5. Sepia シーピア

他には次のレメディも考えられます。

  1. Caulophyllum コロファイラム
  2. Cimicifuga シミフュージャ
  3. Kreosotum クレオソータム
  4. Lachesis ラケシス
  5. Lilium tigrinum リーダム・ティグ
  6. Lycopodium ライコポディアム
  7. Natrum muriaticum ナット・ミュア
  8. Pulsatilla パルサティラ
  9. Veratrum album ベラトラム・アルバム

ただお伝えしておきたいのは、娘さんのケースは本来セルフケアをするものではありません。プロのホメオパス(通常ホメオパスになるには3~5年間はしっかり勉強します。ウィークエンドコースを修了しただけではホメオパスとはいいません。)にかかるべきでしょう。ホメオパシーによるセルフケアは、ささいな疾病および急性感染症(それらが再発を繰り返していない限り)に適します。しかし、より深いところからくる症状やより複雑なものには、プロのホメオパスの目を必要とします。

ホメオパシーはピアノのようです。初心者が試みるならば、彼らはその楽器の良さにリミットがあると感じ、それが働かないか、あまりよくないと決めつけるかもしれません。 しかし、大音楽家の手にかかればどうでしょう。私たちはモーツァルトやベートーヴェンの作品を聴くことができます。

ホメオパスは毎回のケースで3000種を超えるレメディから選択しています。 その人の身体的、精神的、感情的なレベルの徴候的なピクチャに最も一致するものを選ぶことはたいへんです。そのため、典型的なホメオパシーのコンサルテーションは通常1~2時間かかります。症状の根本問題を見つけることが重要で、さもなければ、違うレメディを試すことになり全く無意味になります。 これは事実ですが、間違ったレメディを摂ることにより、さらにピクチャを複雑にしてしまう恐れがあります。

このケースでは、ホメオパシーの観点から言えば、2年前、娘さんの全ての症状が始まった時に何が起こったかを調べることが重要です。彼女の人生に何が起こったか。精神的に、感情的に潜在的な引き金があったか。これは一時的な症状の緩和ではなく、「根本問題」に行き着く際の価値のある情報になるでしょう。外側は観察ポイントのうちの1つだけ。彼女はどんな状態か、精神的・感情的なレベルから彼女自身を理解することが重要です。

あなたはホメオパシーの観点からのアドバイスを求められましたが、ナチュロパスでもある私は可能な限りホリスティックのアドバイスもしています。

食事療法について

  1. 可能な限り食事をクリーンナップする。精製された砂糖は摂らない。これは常に。
  2. 繊維が豊富な植物由来のものをたくさん摂る。(果物、野菜、穀物、根菜、ナッツと種)
  3. 肉類と乳製品はなるべく減らす。
  4. 大豆製品をたくさん摂る。
  5. 減塩
  6. カフェイン、ニコチン、アルコールのような刺激物を避ける。

ライフスタイルについて

  • うつ病または気うつの兆候の場合、どのような種類の運動でもとてもお勧めします。  少なくとも1週間に3回は30分程度身体を動かす。軽い散歩でもいいです。ポイントは少なくとも20~30分間は心拍数を上げることです。
  • 一日に最低10分間はリラックス・ストレス解消を実践してください。(例えば、ヨガ・瞑想・長く静かな素晴らしいリラックスお風呂など)

 

サプリメントについて

  1. 良質の総合ビタミン剤およびミネラル:最低限必要なレベルの栄養を確保する。 (良質でピュアな食べ物は重要です)
  2. Vitamin B6(ビタミンB6)(pyridoxine)(ピリドキシン)一日に50~100mg(注意:より大量に摂取すると有害な場合があります)1970年以来の約12種のダブルブラインドテストでは月経前症候群の徴候においてその効き目を示しました。
  3. Magnesium(マグネシウム)一日に400mg。ビタミンB6とともに働きます。  月経前症候群の患者は、通常の人よりマグネシウムのレベルが低いことがわかっています。
  4. Vitamin E(ビタミンE)一日に400IU(International Unit:国際単位)。乳房の張りを緩和することで知られていましたが、さらに、神経過敏症、頭痛、疲労、不眠症およびうつ病などを和らげることもわかりました。
  5. Zinc(亜鉛)一日に15~20mg。月経前症候群の患者は、通常の人より亜鉛のレベルが低いことがわかっています。
  6. Flaxseed Oil(フラキシードオイル・亜麻仁オイル)およそ一日に15ml。月経前症候群の女性は、通常の人よりGLA(ガンマリノレン酸)のレベルが低いことがわかっています。

ハーブについて

  • Ginkgo biloba(ギンコ ビローバ・銀杏)乳房の張り、胃腸の膨満感、体重増加を緩和するかもしれません。
  • Angelica (Dong Quai)(アンジェリカ)(ドウクアイ・当帰) 子宮によい強壮剤です。
  • Licorice Root(リコリスの根)エストロゲン・レベルを低下させて、かつプロゲステロン・レベルを上げることが考えられる。
  • Black Cohosh(ブラックコホシュ)月経前症候群からくる不安や緊張と落ち込みを取り除く。
  • Chasteberries (Vitex agnus-castus)(チェストベリー)(ビテックス アグヌス-カストゥス・西洋ニンジンボク) 研究ではビテックスが短気、怒り、乳房の張り、胃腸の膨満感、うつ病、および頭痛を減少させることがわかりました。しかし、吐き気と胃腸障害の副作用がおこる可能性を含んでいます。

 

補助食品を始める前には常にかかりつけの専門医の意見を聞いてください。上記は単なるアドバイスと個人的な意見であり、決して診断や治療、処方に代わるものではありません。上記記載いたしました内容を取り入れられた場合の結果などに一切の保証・責任は負いません。健康に関する問題があるなら、かかりつけの専門医にご相談ください。

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