ホメオパシーとは?

ヒポクラテスはギリシャのコス島で紀元前460年に誕生したギリシャの医師です。彼は医療の創始者として知られるようになり、当時の医師の最高権威として敬意を払われました。今日世界中の多くの医師が医師免許を授与される際に宣言する「ヒポクラテスの誓い」はジュネーブ宣言の原文にされています。

現代の世界中の医師が知っている訳ではない事を当時ヒポクラテスは既に言及しています。それは症状を治癒するために使用し得る原理は2つあるということです。それは正反対の症状を引き起こす「異種療法 (Contraria Contraribus Curentur)」と、似たような症状を引き起こす「同種療法(Similia Similibus Curentur)」です。異種療法の原理は、症状を抑え病気を生じさせる病原菌を殺すことに基づく現在西洋医学の原則となるものです。同種療法の原理はホメオパシーで用いられるものです。この原理は「共鳴」に基づいており、ヒポクラテスによるとこの共鳴の原理を用いた治療技法はより優れたものといえます。

ホメオパシーは今や世界規模でほとんどの国々において用いられており、およそ10万人がホメオパス (ホメオパシー医)として開業し、数千ものホメオパシー雑誌や薬局があり、その話題をテーマにした数万種類もの書籍があります。ホメオパシーは「同種の法則」、あるいは「似たものが似たものを治す」という考え方に基づいています。この法則は、健康な人に不調や症状を引き起こすことのできる「物質」は、病気の人に生じた同種の不調や症状を治療する薬として、希釈した状態において使用できるという観察に基づいています。

ヒ素を例にしてみましょう。ヒ素の毒は下痢と嘔吐のような症状を引き起こします。ホメオパシーのレメディ※「アーセニカム アルバム」は、ヒ素を毒性量をはるかに下回る薄さにまで希釈したもので、下痢と嘔吐双方の症状がある患者に処方することが可能です。
※ レメディ:ホメオパシーで用いる薬の意

ホメオパシーによる治療で成功する鍵は、原物質の健康な人への影響と、病気にかかっている人の病気のパターンの類似性を確認することです。

ホメオパシーレメディは病気に対して選択されるのではなく、むしろ患者に現れているその人独自の症状・状態に合わせて選択されるというもので、その方法は「インディビジュアライゼーション(個別化、個人の状態にあわせて変える)」と呼ばれています。全く同じ病気の複数の患者にもほとんどの場合全く異なったレメディを使用して治療されます。そのため、同じ病気と診断された二人の患者を治療するのに二種類の異なるレメディを投与することがあります。ほとんどの病気が個々の患者において異なった症状で現れるため、この個別化の基本が重要視されます。臨床症状のパターンと兆候は細かく観察すれば患者によって異なります。これは実際の症状自体だけではなく、患者に見られる症状外の特徴(気分の変化、喉の渇き、食欲、温度への反応など)や他の身体の部位の様々な機能・状態も考慮に入れるためです。 ホメオパシーレメディはこのようなその患者の身体に現れた特有の個性に合わせて選択されなければ治療効果はありません。

ホメオパシーは「身体」「精神」「感情」は、本当は別々の異なったものではなく、実際は完全に一体なのだという哲学に基づきます。この全体像に基づいて、ホメオパスは患者の身体的及び精神的症状の全てに見合ったレメディを追求するのです。

ホメオパシーレメディは、心身の自然治癒力がより効果的に機能することができるように、そして既に生まれ持っている治癒力を強化するように作用します。病気と闘ったり、一時的に緩和するのではなく真の回復を助けます。

ホメオパシーは症状を取り除くことや抑制することを追求してはいません。その目的はこれらの症状の根底にある原因を見つけて取り除くことです。これがホメオパスがレメディを処方する前に「心身や感情の状態を含めて個人の全体像を理解しようと取り組む」ことの理由です。

正確に処方されれば、ホメオパシー療法は身体の奥深くにある治癒反応を引き出すことが可能です。急性疾患の治療には極めて有効なうえ、慢性病や長期にわたる健康障害も同様に効果があります。

ホメオパシーの「レメディ」は主に鉱物、植物、あるいは動物を起源とする広範囲の物質から作られます。

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